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tomorrow

第ニ章*友達

朝、家の前には大地兄ちゃんがいた。
昨日、大地兄ちゃんが帰る前に言った。
『毎朝一緒に学校行こうなッ!!!』
私は『うん!!!』と答えた。
だから今家の前に大地兄ちゃんがいた。
思ったより大地兄ちゃんが来るのが早くて、私は少し遅れて家を出た。
そしたら大地兄ちゃん。
『スカート短い!!!』
って言ってきたの。
私は『そぉかなぁ?』て言って笑った。
大地兄ちゃんは私に『もぅちょい長くして!!!』って言った。
だから『何で?』って聞いたの。
そしたら大地兄ちゃん、顔赤くして言ったんだ。
『俺以外の男が真希に惚れたら嫌だもん。』
って。
なんか言われたこっちが恥ずかしくなった。
でも嬉しかった。
大地兄ちゃんのかわいぃ所が見れたからそれに免じてスカートを少し長くした。
そしたら大地兄ちゃん、私の手を引っ張って『行こッ!!!』て言って走り出したの。
なんだか大地兄ちゃんが幼く見えたよ。
またスキになった。
大地兄ちゃん大好き。


学校について、教室に行こうとした時、大地兄ちゃんが教室の前までついて来てくれた。
だから間違うこともなかったし、安心して教室に入れた。
『んじゃぁ帰り迎えに来るから正門の前で待ってろよ。』
大地兄ちゃんが言ってくれた。
私は笑って『うん!!!』って返事をして教室に入っていった。大地兄ちゃんは3年生だからそっちの教室に行った。

教室の中に入って自分の席に座って荷物を机の横にかけた時、誰かに呼ばれたんだ。
『ねぇ。』
私の机の前にいたのは、かわいい女の子だった。
私は『何ィ?』ってその子を見ながら返事をした。
そしたらその子が、『私の名前、松澤紗耶香って言うの。あなたの名前は?』って自己紹介してきたの。
だから私も、『私の名前は星沢真希って言うよッ!よろしくね!』って。
そしたら紗耶香は、『真希って呼んでいい?』ってちょっと不安そうに聞いた。
だから、『いいょ!じゃぁ私も紗耶香って呼んでいい?』って聞いたら、紗耶香はいいよ!ありがとうって言って喜んだ。
高校に入って最初にできた友達。紗耶香。
その後もいろいろな事話して、紗耶香には好きな人がいて、家は旅館を営んでいるってことが分かった。
とってもかわいい顔してるからびっくりしたけどね。
いろいろ。
あと、好きな人は先輩だって事も教えてくれた。
中学の頃から好きだったんだって。
だから追い掛けてきたんだって。
そしたら紗耶香は私に聞いてきた。『さっきの人は彼氏?』って。
『うん!!!』って言ったら、『何年生?』って聞かれて『3年だよッ!!!』って答えた。
そしたら紗耶香が、『すごーいッ!!!頑張ってねー!!!』って応援してくれた。
だから私も、『紗耶香だって頑張りなよッ!!!協力するからさッ!!!』って言った。

紗耶香と友達になれて嬉しかった。

授業の中で、自己紹介があって、名前と出身中学校と一言何かを言わなきゃいけなかった。
紗耶香は、『松澤紗耶香です。宮野中学校から来ました。おっちょこちょいでドジですがどうぞよろしくお願いします。』って言った。
すぐに私の番が来て、私は思い付きで喋った。
『私は星沢真希です。櫻中学から来ました。えっと~・・・馬鹿ですがよろしくッ!!!』
いきなり馬鹿連発しちゃってちょっと恥ずかしかったなぁ・・・
授業が終わって正門に向かうとき、紗耶香もついて来てくれた。
『正門まで一緒に帰ろッ。』
って言ってくれたからね。
正門について、紗耶香は何やら顔が赤くなった。
紗耶香の好きな人がいるみたいだったから。
紗耶香が小声で『あの眼鏡の人が私の好きな人』って小さく指さしして教えてくれた。
結構かっこいぃ先輩だった。
だから『頑張んなッ!!!』って言って紗耶香の頭を撫でた。
紗耶香は真っ赤になってた。
かわいかったなぁぁ~・・・

しばらくして大地兄ちゃんが来た。
そしたら紗耶香、『じゃぁ私帰る~♪ばいばい!!!』って言って早々帰っちゃった。
まぁ来るまでの約束だったしね。
んで大地兄ちゃんが来て、手を繋いで家まで帰った。


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